Q,従業員のことを考えると、中小企業でもやはり退職金制度は必要なのか?


A,どちらでも構いません。制度の有無、支給水準、全てがあなたの会社のカラー、文化になります。

 

 退職金はそもそも、あなたの会社に何も規定がなければ必ずしも払う必要はないものです。中小企業では、退職金制度がない会社はたくさんありますし、大企業においても廃止する企業もでてきています。

 確かに、無いよりはあった方が従業員にとってはいいかもしれませんが、中小企業ではもともとが新卒で従業員を採用し定年退職まで勤め上げるという流れがありません。従業員の多くが中途採用であり、退職者も多くが定年退職ではなく大企業と比較して短い期間で他社へ転職することになるのが現実です。

 

 また、一旦制度として定めた場合には会社にとっては将来にわたって大きな債務を背負うことになります。支給する退職金に合わせて退職金原資をどうやって積み立てていくかという問題もあるため、儲かってきたからじゃあ作ろう!と気軽に決めるべきものでもありません。

 

 新しく制度をつくるときには、何のために?その制度を作ることで従業員へ伝えたいメッセージは何?といったことをしっかりと考えた上で制度を構築した方がいいでしょう。

 

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